リリース記念大会βの優勝者が決定
シュモンを駆使した最強デッキが優勝
現環境最強カードの「シュモン」を駆使した最強デッキで、「しまりすさん」が初代優勝者となりました。
本記事では、7/20(土)に開催された「リリース記念大会β」の結果と、決勝戦を解説致します。
なお、今回大会の概要については、以下の記事でまとめています。
予選トーナメント結果
全114名の参加者の内、上位8名が決勝トーナメントに進出するスイスドロー方式による予選が開かれました。全5回戦の結果、5戦全勝が4名、4勝1敗が18名でした。wo値により上位8名を選抜しましたが、同着8位が4名現れたため、公式運営の采配により抽選方式で1名を選抜されました。
決勝に参加できなかった、同着8位の方々には、公式運営の裁量にて、賞品のシルバーカードを配布することで決着としました。
wo値とは
強い人と当たったかどうかが得点化される数値です。たまたま弱い人と当たった場合は、このwo値が低く計算され、強い人と当たるとwo値が高く計算されます。
順位決定条件は、勝数>wo値のため、5戦全勝している方は、自動的に決勝戦へ進出し、4勝1敗の方はこのwo値で争うことになります。組み合わせ次第であるため、運要素と言っても過言ではありません。
「しまりすさん」は、全勝しているため、15位の執筆者(Saki)と同じwo値でありながらも、決勝戦へ進出し、執筆者(Saki)は4勝の中でのwo値が低かったため、決勝トーナメントには進出できませんでした。
決勝トーナメント結果
優勝者は「しまりすさん」、準優勝は「Yuya_Gaudiyさん」、3位は同着で「kamatomoさん」「でりおてんちょーさん」でした。
主審「koroneko氏」による大会解説動画(当時はライブ中継)がYouTubeにアップされています。決勝戦の解説は2:45:25から開始されます。
優勝デッキ解説
「しまりすさん」の優勝デッキは、緑文明の「シュモン」デッキでした。決勝戦でも「シュモン」が活躍し、優勝へと導いています。
「シュモン」はリミテッドレジェンドのため、新たに入手することができないため、デッキを再現することは難しいですが、最強カードの噂が現実のものとなりましたので、その活用方法について解説致します。
緑文明の強みを生かし弱みを補ったデッキ
手札事故以外の弱点が見当たらない、「シュモン」デッキですが、簡単に緑文明のデッキをおさらいしたいと思います。
緑文明は、低ステータスユニットを大量展開し、ステータス強化スペルで序盤から盤面を優位に運ぶ展開となることが特徴です。反面、5ターン以降になると他文明に比べ採用可能な高ステータスユニットが少ないため、レジェンドカードなどの高ステータスユニットに当たると、処理が難しくなります。それまでに盤面を優位に運ぶことが勝利の鍵となります。
しかしながら、「しまりすさん」の「シュモン」デッキは別格で、中盤以降も「シュモン」を登場させ、強者と当たって試合が長引いても勝てるデッキを設計されていました。
5マナのクリプトスペルズを採用
解説動画でも、「しまりすさん」本人が語っていましたが、「シュモン」の効果で召喚したユニットを、5マナクリプトスペルズで全ステータスを倍にして、相手を叩くという戦略が、このデッキの狙いということです。
「Yuya_Gaudiyさん」も、「ヴァンパイアロード」を駆使して「リリス」を展開したり、「死霊の導き」で「シュモン」を撃破しましたが、「シュモン」効果で出現した「霧の巨人」までは処理しきれず。なんとか「リリス」効果で攻撃力を7から5に下げたものの、一歩届かず敗北してしまうという展開でした。
後半の勢いから、「Yuya_Gaudiyさん」が手札にあった「ニャルラトポテフ」は盤面に出されることがなかったのですが、あと1ターン「シュモン」の出現が遅かった場合は、逆に「しまりすさん」が負けていたと思います。カードの引きも強さの内でしょうか!?
緑文明のカード価値が向上
今回大会では、リミテッドレジェンドの「シュモン」と、ゴールドの「モーショボ」が大活躍しました。上位入賞者デッキには、その他レジェンドやゴールドも含まれていたため、全体的に課金カードの重要性が再認識された大会でありましたが、「しまりすさん」の優勝デッキにより、緑文明のカード価値が上がったと言っても過言ではないでしょう。
7/23(火)から、ウォレット機能の実装、ゴールド以上のカードを取引することができるようになるので、今後のカードの値動きにも注目です。