レジェンドカード解説(2019年9月1日版)

形勢逆転を狙える最強カード

レジェンドカードは、執筆時2019年9月1日時点で6種類(リミテッドレジェンド2種、レジェンド4種)が発行されています。1種あたり最大9枚~19枚しか発行されないため、希少性が高く、それ故に強力過ぎる力を持っています。

過去に販売されたカードの再販は無いため、欲しいカードは保有者から譲って貰うしか方法がありません。

本記事では、クリプトスペルズ最強カードのレジェンドカードについて解説します。

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リミテッドレジェンドとレジェンドの違い

レジェンドの中でも、更に希少性が高く強力なカードが「リミテッドレジェンド」です。

レジェンドの最大発行枚数が19枚に対して、リミテッドレジェンドは9枚です。価格も、レジェンド最高額の「パープルミスト」94,007SPL(9.4ETH相当)に対し、リミテッドレジェンド最高額の「シュモン」222,784SPL(22ETH相当)で取引されています。

レジェンドカード詳細

本記事では、各カードの性能に加え、2019年9月1日現在の環境に対して強力な使い方と、弱点について解説します。

共通する優位点

高ステータスの攻撃力、体力が魅力的です。場に出されると、相手はレジェンドカードを処理せざるを得なくなるため、不利な状況でも逆転することができます。

ステータスのみならず、カード効果も強力で、他カードを組み合わせることで、場に出した次ターンで勝負をつけることができます。

共通する弱点

レジェンドカードは、デッキに1枚しか入れられないという制限があります。1回のバトル中に手札に来ないという機会は頻繁にあります。

デッキによっては、カードプールを補うようにドローソースを入れていますが、手札事故が起きる可能性もあり、現環境では専用構築に向かないです。

また、青デッキの「大釜の魔女」との相性が悪く、せっかく出しても「ゴブリン」に変えられては十分な力を発揮できない可能性があります。

また、高コスト傾向にあるため、速攻アグロを苦手としています。レジェンドを出現させる前に、負けが確定すると、どんなに強力なカードであったとしても戦艦大和のように活躍する前に戦いが終わってしまいます。

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リミテッドレジェンド

リミテッドレジェンドは、カード単体で勝つことができるカードです。

2019年9月1日時点で発行されている「獅子族シュモン」「大天使フリッカ」の2枚について解説します。

獅子族シュモン

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  • レアリティ: リミテッドレジェンドカード
  • コスト  : 7
  • 攻撃力  : 6
  • 体力   : 4
  • 文明   : 緑文明
  • 特殊能力 : 速攻、召喚時:コスト4以上の中立ビーストを出す
  • 最高価格 : 222,784SPL(22ETH相当)
  • 発行枚数 : 9枚
カード戦略(優位点)

現環境最強カードと名高い「獅子族シュモン」です。公式大会では上位ランカーが「シュモン」を利用しています。

「シュモン」自体は、他レジェンドカードと比べ攻撃力も体力も低いですが、コスト4以上の中立ビーストを2体召喚できるため、「モササウルス」や「カイジュウ」などを同時展開することができます。

相手が処理しきれなかった次ターンに、「アルベリッヒ」コスト5の全ユニット攻撃力、体力を倍にするCSでバフをかけることによって、出された3体の高ステータスユニットの攻撃力が10を超えるため、そのまま相手に攻撃することで勝負がつきます。

弱点

「大釜の魔女」が弱点であることは変わりありませんが、相手は高ステータス3体のユニットを全て処理することができないため、大きな弱点とは言えません。

コストが7のため、赤や緑の速攻アグロが突破口ですが、自身も緑であるため、「シュモン」を出さなくても、速攻アグロでお互いに勝負が長引くという盤面もよく見られます。

「シュモン」ホルダーと遭遇したら、手札事故を祈りましょう。

大天使フリッカ

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  • レアリティ: リミテッドレジェンドカード
  • コスト  : 5
  • 攻撃力  : 10
  • 体力   : 10
  • 文明   : 白文明
  • 特殊能力 : 召喚時、死亡時:全ての味方を全回復する
  • 最高価格 : 199,988SPL(20ETH相当)
  • 発行枚数 : 9枚
カード戦略(優位点)

コスト5と軽く、体力10、攻撃力10は破格の強さです。ユニットだけではなく、プレイヤーにも効果が及ぶ全回復があるため、単体カードだけで戦況を引っ繰り返すことができます。

白文明は「歴戦のパラディン」がいるため、前衛を多く並べてから「フリッカ」を出すと、相手は盤面の処理に追い付かずに勝つという流れが簡単に出来上がります。

「大釜の魔女」で「ゴブリン」に変えられたとしても、コスト5で全回復を果たしているので、「大釜の魔女」を1枚消費させたことに対してもお釣りが来ます。

弱点

召喚時、死亡時と最大合計50の体力を回復するように思われますが、相手は「フリッカ」を召喚されると、集中攻撃を行ってきます。5ターン目以降となると、攻撃力5以上のカードが相手盤面に並べられている可能性が高いため、死亡時の全回復が無意味となる場合があります。

集中攻撃が「フリッカ」対策の重要なポイントですが、例え「フリッカ」を処理できたとしても、相手は相当数のカードを犠牲に払うため、前半で出されると対策虚しく負けが確定することもあります。

レジェンド

レジェンドは、単体だけでも強力なカードですが、他カードと組み合わせることでリミテッドレジェンドに匹敵する力を秘めています。

2019年9月1日時点で発行されている「無豹神ニャルラトポテフ」「ディバインドラゴン」「幻竜パープルミスト」「プリンセスブロッサム」の2枚について解説します。

無豹神ニャルラトポテフ

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  • レアリティ: レジェンドカード
  • コスト  : 6
  • 攻撃力  : *
  • 体力   : *
  • 文明   : 黒文明
  • 特殊能力 : 前衛、召喚時:*は自分の墓地の枚数に等しい
  • 最高価格 : 63,299SPL(6.3ETH相当)
  • 発行枚数 : 19枚
カード戦略(優位点)

墓地の枚数が「ニャルラトポテフ」の攻撃力、体力となるため、高ステータスカードを作ることができます。また前衛持ちということもあり、場持ちも良いです。

この能力は、黒文明CS13「リッチ」と相性が良く、10ターン目でCS13「リッチ」で勝利するか、その前に「ニャルラトポテフ」で押し勝つかの2パターンを用意することができます。

ドローソースの「パンダの釣り師」や、死亡時にリリスを2体召喚する「ヴァンパイアロード」とも相性が良く、黒文明のテーマに合った強力カードです。

弱点

このカードの天敵こそ「大釜の魔女」です。自身のステータスを上げること以外に効果を発揮しないため、「ゴブリン」を出されては何もできなくなります。

CS13「リッチ」の対策は、序盤にユニットを破壊せずにアグロに徹することです。それは「ニャルラトポテフ」対策も同様です。墓地を肥やさせないプレイングで攻められると活躍の場を失ってしまいます。

ディバインドラゴン

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  • レアリティ: レジェンドカード
  • コスト  : 7
  • 攻撃力  : 14
  • 体力   : 5
  • 文明   : 赤文明
  • 特殊能力 : 召喚時:全ての相手ユニットに3ダメージ
  • 最高価格 : 66,666SPL(6.6ETH相当)
  • 発行枚数 : 19枚
カード戦略(優位点)

赤文明の強みである、速攻アグロや、「魔炎」「イフリート」「超竜の火球」で相手ユニットを破壊しながら、「ディバインドラゴン」で制圧するとの流れを組み立て易いことが特徴です。

弱点

実は「ディバインドラゴン」は弱点だらけのカードで、攻撃力が14と一見魅力のあるステータスのように思われますが、体力が5と非常に低く、次の相手ターンで「疾走の竜騎士バロン」等で簡単に処理されてしまうステータスです。

速攻があれば、最強カードクラスになり得たのですが、全相手ユニットに3ダメージは、同じコスト7の「超竜の火球」で代用(むしろそっちが高効果!?)できるため採用率も低い傾向にあります。

しかも、青文明に対しては「大釜の魔女」のみならず「キラー・スウィート」でも簡単に破壊されてしまうため、デッキ全体の構築力が問われるカードです。

幻竜パープルミスト

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  • レアリティ: レジェンドカード
  • コスト  : 8
  • 攻撃力  : 12
  • 体力   : 12
  • 文明   : 青文明
  • 特殊能力 : 召喚時:味方リーダーのクリプトスペルを全て手札に加える
  • 最高価格 : 94,007SPL(9.4ETH相当)
  • 発行枚数 : 19枚
カード戦略(優位点)

体力も攻撃力も12と高ステータスでありますが、「パープルミスト」の真価は青文明のCSを2枚追加できる効果にあります。初手ではドローソースのCSを手札に入れ、「パープルミスト」を呼び寄せ、盤面に展開する流れが強力です。

仮に「大釜の魔女」で「ゴブリン」に変えられても、マジックボトル戦略を展開することができますし、手札を増やすことで「キラー・スウィート」との相性も抜群です。柔軟に戦略を変えることができます。

公式運営から、各文明のリーダーが追加されることが事前に予告されています。新リーダーのCS効果次第では、「パープルミスト」が化ける可能性があり、レジェンドカードの中でも今後の強化が注目されているカードです。

弱点

コストが8という点が大きな弱点です。その能力の高さから、現行レジェンドの中で最もコストを多くかけるカードとなっています。マジックボトル戦略に切り替えるにしても、次ターンでCS6を発動しても、マジックボトルを使い切るに至りません。

やはり、「パープルミスト」も赤や緑の速攻アグロに弱い傾向にあります。

プリンセスブロッサム

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  • レアリティ: レジェンドカード
  • コスト  : 7
  • 攻撃力  : 1
  • 体力   : 1
  • 文明   : 白文明
  • 特殊能力 : 召喚時:2/9の歴戦のパラディンを2体出す
  • 最高価格 : 74,136SPL(7.4ETH相当)
  • 発行枚数 : 17枚
カード戦略(優位点)

カード単体のステータスは低いのですが、「シュモン」と同様に、強力なカードを2体召喚する強力な効果を持っています。

「歴戦のパラディン」は、カード効果で召喚すると体力を3削られますが、「プリンセスブロッサム」の効果で召喚された場合は、カード自体のステータスで場に召喚されます。

7ターン目に「プリンセスブロッサム」を召喚し、8ターン目に白文明CS3「オク」の体力回復と、「知恵の女神ミネルヴァ」や「騎士の誇り」で攻撃力9の「歴戦のパラディン」を2体作り出すことで、ほぼ勝ちが確定します。

「歴戦のパラディン」が前衛持ちかつ、高耐久カードなので、不利な状況も引っ繰り返すことができ、「知恵の女神ミネルヴァ」まで手札に揃えば勝てる強力なコンボを有しているため、レジェンドの中でも強力なカードと評価されています。

弱点

カード効果の強さから、「プリンセスブロッサム」がリリースされた後に、多くのメタカードがリリースされています。

「戦乙女の槍撃」や「業火の崇拝者」は、「歴戦のパラディン」にとっては一撃で沈められてしまう効果を有しているため、相手に対策を取られていると不利な状況に流れていきます。

今後の運営方針

レジェンドカードは、カードセールが開催される度に、1枚はリリースされているため、今後も増えていくことが予想されます。

現環境では、初心者が参入しやすいように、レジェンドカードに対抗できるカードや戦略がありますが、カードが多くリリースされていくにつれ、レジェンドカードをサポートするカードもリリースされる予定とのことです。過去にリリースされたレジェンドカードが化ける可能性も秘めています。

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